言志四録
昨日に引き続き…
まえがきの時点で惹き付けられます。
まえがきだけちょびっと抜粋して紹介します。
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『少(わか)くして学べば、即ち壮にして為(な)すこと有り。
壮にして学べば、即ち老いて衰えず。
老いて学べば、即ち死して朽ちず。』 -言志晩録-
佐藤一斎の『言志四録』といえば、誰もが知っている「三学戒」の名文句である。
とくに平成13年5月小泉首相が教育関連法案を衆議院で論議している中で述べてからいっそう有名になった。人間が学問し精進し、さらに学問を重ねれば一生のそれぞれの季節で花が開く事を教えてくれる。
「学問の力」をこれほど端的に表した言葉はない。
ところで、この「三学戒」の言葉を知っている人でも「では、その著作者である佐藤一斎を知っているか」と問われたら、おそらく多くの人は「ノー」と答えるだろう。
無理もない。
実はかつて小泉首相が、当時外務大臣をしていた田中真紀子氏のあまりなる言動を諫めるために佐藤一斎の『重職心得箇条』をプレゼントしたことがあった。
このとき彼女は「こんな江戸時代のカビの生えた話などいらないわよ」と言い放ったそうだが、おそらく彼女は佐藤一斎のみならず『言志四録』など読んだ事もなかったのであろう。
『言志四録』を一度でも読んでいれば、とてもじゃないがこんなセリフは恥ずかしくて吐けないはずだ。なぜならこの本は、志を立て自分の運命を切り開き世のため人のために尽くさんとする”指導者のためのバイブル”といわれている本だからである。
子どもたちが本を読まなくなったと言われてから久しいが、一国を代表する外務大臣がこのような無教養さなのだから、子どもを責めるわけにはいかない。それは子どもが悪いわけではなく、現在の大人たちが本を読まなくなったということなのである。
今日の日本人の精神がどこかひ弱になり、それとともに国家も社会も元気がなくなり、倫理・道徳は地に墜ちたと言われる原因は、実はこうした日本人のバックボーンを培ってきた古典としての思想書が読み継がれなくなったからではないのか。
正統なる日本人の精神文化が伝承されていないということは、とりもなおさず日本人が日本人であることを忘れてしまっているのである。
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まだまだ続きますが、まえがきでこれだけ力説されたらどうでしょ?
一回読んでみようと思いませんか?
別に読んでみようと思わなくてもいいんだけどね。
この思想が後の明治維新に引き継がれていきます。
機会があったらそこら辺も含めてまた紹介させていただきます!