OHSEI-88オーナーズマニュアル
櫻星88電気ミニカー(超小型電気自動車)
櫻星88C
櫻星88B
櫻星88BF
櫻星88P
オーナーズマニュアル
(取扱説明書)
2020.08.28(第三版)
櫻星88超小型電気自動車株式会社
櫻星88ミニEVシリーズ
オーナーズマニュアル(取扱説明書)
このたびは、櫻星88ミニEVシリーズ車輌をお買い求めいただき、ありがとうございます。
本書は、お車の取扱いや万一のときの処置などについて説明しています。
☆櫻星88ミニEVシリーズ車輌(以下櫻星88と称します)は、道路運送車両法で、第一種原動機付自転車(四輪)となります。一部の自治体を除き、基本的には「水色ナンバー」となります。
☆「電動ミニカー」に分類され、普通自動車扱いとなり、運転する時は普通免許証が必要です。
☆乗車定員は1名、最大積載量は30kgまでです。
☆一般道路では、最高速度60km/h以下です。
☆高速道路や自動車専用道路の走行はできません。
☆法令の車検はないが、定期的に点検と整備を受けて下さい。また、電気自動車独自の取扱い方があり、ご使用前に本書をよくお読み下さい。
総合目次
①・主要諸元表
・イラスト・写真目次・外観図(部位名称等)
・電気自動車とは
・充電のしかた
②必読!安全なドライブのために
・出発の前に
・荷物を積むときは
・運転席へすわって
・走行するときは
・駐車するときは
・こんなときにも注意して
③運転する前に
・ドア
・ラゲージボックス
・ルームミラー
・サンルーフ
・メーターの見かた
・警告灯・表示灯の見かた
・スイッチの使いかた
④運転するときは
・始動・停止
・ギヤシフトレバー
⑤装備の取り扱い
・エアコン・ヒーター
・オーディオ
⑥お車との上手なつきあいかた
・お手入れ
・寒冷時の取り扱い
(ここからは「業務用メンテナンスマニュアル」となります)
⑦万一のとき(故障したときは)
・パンク
・ヒューズ切れ
・電球切れ・そのほか
・点検と整備
・トラブルが発生したとき
⑧サービスデータ
本書では、次の記号を使用しています。
警告=前に白抜き三角!マーク・四角囲み=
(禁止)
注意=前に黒抜き三角!マーク・四角囲み=
(人身)
注記=四角囲み=
(物)
警告=前に白抜き三角!マーク・四角囲み=は、取扱いを誤ると、死亡または重大な傷害につながるおそれがある内容です。
注意=前に黒抜き三角!マーク・四角囲み=は、取扱いを誤ると、傷害につながるおそれがある内容です。
注記=四角囲み=は、取扱いを誤ると、物的損害につながるおそれがある内容です。
・保証や点検整備については、別冊のメンテナンスノートに記載しています。本書とメンテナンスノートは、常に車内に保管して下さい。
・お車を他人にお譲りになるときは、次の所有者にも本書とメンテナンスノートをお渡し下さい。
・車の仕様など変更により、本書の内容やイラスト・写真とお車が一致しない場合があります。あらかじめご了承下さい。
①主要諸元表
車 種 | 第一種原動機付き四輪自転車 | |||
---|---|---|---|---|
車 名 | OHSEI-88C | OHSEI-88B | OHSEI-88BF | OHSEI-88P |
寸 法 | ||||
全長×全幅×全高(mm) | ||||
ホイールベース(mm) | ||||
トレッド(前輪)(mm) | 940 | |||
トレッド(後輪)(mm) | 940 | |||
最低地上高(mm) | 140 | |||
車輌総重量(kg) | ||||
モーター諸元 | ||||
定格出力(kW) | 0.59 | |||
最高出力(kW) | 5 | |||
定格電力(V) | 48 | |||
動力用電池 | ||||
種類 | ||||
総電圧(V) | 48 | |||
総容量(Ah) | ||||
積載数量(個) | ||||
充電器 | ||||
種類 | ||||
充電電圧(V) | 100-200 | |||
充電電流(A) | 5-16 | |||
充電時間(h) | 2-8 | |||
車輌諸元 | ||||
変速方式 | レバー式オートマチックセレクター | |||
駆動方式 | 後輪駆動 | |||
ステアリング | ラック&ピニオンギヤ式 | |||
F・サスペンション | マクファーソンストラット式コイルスプリング独立懸架 | |||
R・サスペンション | トレーリングアーム式コイルスプリング独立懸架 | |||
F・ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ | |||
R・ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ | ドラム式ブレーキ | ||
タイヤF/R | 145/70-R12 | |||
定員 | 1 | |||
1充電走行距離(km) | 70~150 | |||
最高速度(km/h) | 60 | |||
最小回転半径(m) | 4 | |||
登坂能力(%) | 15~22 | |||
最大積載量(kg) | 30 |
《電気自動車とは》
ガソリン車はエンジンで燃焼させ、車を駆動させるのに対して、電気自動車はバッテリーに溜めた電力でモーターを駆動し、車を走行させる車輌です。
櫻星88EVシリーズは、電力源になるバッテリーは安全な48Vを使用していますが、一部の人によっては感電する恐れがありますので、むやみに分解しないで下さい。けがまたは生命に関わる重大な傷害を受けることもあります。点検と整備はご購入された販売店へご相談下さい。
《充電のしかた》
車載されている充電コードを家庭用100V/200Vアース付コンセントに接続すると、搭載されている充電器から駆動用バッテリーへの充電を行います。
その手順は以下の通りです。
(1)充電ポートカバーを開け、キャップをはずします
(2)充電ケーブルの車側プラグを完全に車の充電口に挿入し、リングをロックします
(3)電源側のソケットに充電アダプターを差し込みます
(4)パネルのインジケーターをチェックします
(5)表示が赤→緑に変わったら充電完了です
(車種によって表示が異なる場合もあり、それぞれに確認して下さい)
②安全なドライブのために
お車に装備しているシートベルトなどの安全装備は、乗員の安全確保には限界があります。法定速度を厳守するとともに、スピードを控えめにして、安全運転を心がけ下さい。
(1)出発の前に
(2)荷物を積むときは
(3)運転席へすわって
(4)走行するときは
(5)駐車するときは
(6)こんなときにも注意して
(1)出発の前に
1.日常点検を確実に
2.充電は100%しているのかをチェック
3.ブレーキの効き具合は大丈夫か
4.いつもと違うにおい・音・振動があるか
5.ハンドル操作時の感じがいつもと違うか
6.タイヤの空気圧をチェック
7.バッテリーのチェックについて
リチウムイオンバッテリーの点検は不要です。ただしバッテリーあがりを防ぐためには1ヶ月に一度は連続して20分程度走行し、充電する必要があります。リチウムイオンバッテリーの交換または廃棄について、販売店または代理店にご相談下さい。
(2)荷物を積むときは
・荷物の積みすぎは車体や走行に悪影響をおよぼします。積載重量制限を守ってください。
・燃料や薬品が入った容器を車内に入れないで下さい。
・足元にもインパネの上にも物を置かないで下さい。
・車内の荷物も固定して下さい。
・動物を乗せるときは、動きまわらないように注意して下さい。
(3)運転席へすわって
・シートベルトやミラー調整は走行前に行って下さい。
・正しい運転姿勢で運転して下さい。
・シートベルトは正しく着用して下さい。
(4)走行するときは
・携帯電話などに気を取られないようにして下さい。
(5)駐車するときは
・パーキングブレーキをしっかりとかけて下さい。
・坂道に駐車する場合、縁石を利用したり車輪止めなどを使用するようにして下さい。
(6)こんなときにも注意して
・電圧警告灯が点灯したり点滅する場合、ただちに安全な場所に停車して下さい。
・床下に強い衝撃を受けたら、ただちに停車して異常がないか点検して下さい。
・タイヤが突然パンクしたら、ハンドルをしっかり握り慎重にブレーキをかけて徐々にスピードを落とし、安全な場所に停車して下さい。
・セレクトレバーを操作するときは、停車後は必ずN=四角囲み=に入れる習慣をつけて下さい。
・前進と後退の切り返しなどは、完全に停車してからセレクトレバーを操作して下さい。
・冠水した場所を走行しないで下さい。
警告=四角囲み=
リチウムイオンバッテリーは取扱いを誤ると火災や感電などの事故を起こしたり、故障の原因になったりするおそれがあるため、次の事を守って下さい。
・取り外したり分解したりしない
・水などで濡らさない
・強い衝撃をあたえない
・上に乗ったり、荷物を載せたりしない
・バッテリーの端子を外したり、端子から電気製品の電源を取ったりしない
③運転する前に
《ドア》
(1)ドアの開閉・ドアロック
1.キーを差し込んで右回しで開錠し、親指でキー孔の部分を押しながらレバーを引くとドアが開きます。
2.ドアを閉めた後、キーを左回しで施錠します。
(2)内部で右ドアの施錠
※ロックレバーを1(左)側で施錠します。
※ロックレバーを2(右)側で開錠します。
走行運転前にドアが完全に閉まっているか、ドアロックされているか確認して下さい。
注意=四角囲み=
ロックレバーを1施錠のままで車から降りてドアを閉めた場合、外からはキーでもドアを開けることができなくなります。その時は、車内からロックレバーを2側にセットして右側ドアを開けて下さい。
《ラゲージボックス》
ラゲージボックスはキーで開閉することができます。
※キーを右に回し、押すとラゲージボックスのカバーが開きます。
※キーを左に回すと、ラゲージボックスのカバーが閉まります。
〇ラゲージボックスのサポートバー
ラゲージボックスを開いたとき、サポートバーを使ってカバーが閉まるのを防ぐことができます。
ラゲージボックスのカバーを閉じるときは、サポートバーをフックに固定して下さい。
警告=四角囲み=
運転する時は、ラゲージボックスは必ず施錠して下さい。
ラゲージボックスのカバーを開いたとき、サポートバーを使ってカバーが閉じないように気を付けて下さい。
《ルームミラー》
ルームミラー全体を動かして角度を調整します。
警告=四角囲み=
必ず走行前に調整して下さい。走行中の調整は前方不注意で思わぬ事故につながるおそれがあります。
《サンルーフ》
サンルーフを開けた時は、サンルーフのヒンジを固定するまで後ろに下げて下さい。
サンルーフを閉める時は、サンルーフのヒンジが完全に固定されたことを確認して下さい。
《メーターの見かた》
(1)スピードメーター(速度計):走行速度がkm/hで表示されます。
(2)オドメーター(積算距離計):走行距離の累計がkmで表示されます。
(3)トリップメーター(区間距離計):リセット後の走行距離がkmで表示されます。
(4)トリップメーターリセットボタン:出発時にリセットして出発後の距離を計測したり、充電後にリセットして走行距離を計測できます。
(5)バッテリーインジケーター:バッテリー電圧が表示されます。
イグニッションスイッチがONの位置にあるとき、運転中のバッテリー電圧が表示されます。
インジケーターの前後の線が表示されたとき、走行可能距離は5km未満となるので、近くの充電施設で充電して下さい。電圧はその時の走行状態で変わってきます。通常走行後1km位の電圧は正確な電圧値であり、バッテリーインジケーターの線が1~2本減ると坂道や加速度による電力の消耗に備えるため、充電を考えて下さい。
注意=四角囲み=
バッテリーインジケーターの線が1~2本になったら、バッテリーを充電して下さい。
《警告灯・表示灯の見かた》
(1)ブレーキ警告灯
(ブレーキ警告灯の写真またはイラスト)=四角囲み=
イグニッションスイッチがONの時、この点灯がある場合
・ブレーキ液が不足している
・パーキングブレーキをかけている、または完全に戻されていない
・ブレーキシステムに異常がある
警告=四角囲み=
次のようなときはただちに安全な場所に停車し、販売店または代理店にご連絡下さい。
・パーキングブレーキを完全に解除しても消灯しないときや走行中に点灯したとき
※ブレーキの効きが悪くなっていることがあります
・ブレーキ警告灯とABS警告灯が同時に点灯したままのとき
※パーキングブレーキの解除忘れにご注意下さい。
(2)バッテリー警告灯
(バッテリー警告灯の写真またはイラスト)=四角囲み=
バッテリーの残存電圧が少なくなっている時に点灯します。
(3)方向指示器表示灯
(方向指示器表示灯の写真またはイラスト)=四角囲み=
(4)ハイビーム表示灯
(ハイビーム表示灯の写真またはイラスト)=四角囲み=
ヘッドライトが上向きの時に点灯します。
(5)ドライブギヤ(前進)表示灯
(ドライブギヤ(前進)表示灯の写真またはイラスト)=四角囲み=
ギヤシフトレバーが前進位置にあると点灯し、車体は前進します。
(6)ニュートラル表示灯
(ニュートラル表示灯の写真またはイラスト)=四角囲み=
ギヤシフトレバーがニュートラル位置にあると点灯し、車体は動きません。
(7)バックギヤ(後退)表示灯
(バックギヤ(後退)表示灯の写真またはイラスト)=四角囲み=
ギヤシフトレバーが後退位置にあると点灯し、車体はバックします。
《ライトスイッチ》
ライトの点灯・消灯
(ライトスイッチの写真またはイラスト)=四角囲み=
◇ヘッドライトは手動で操作します。
[1]OFF:全てのライトは消えます
[2]ポジションライト:後方ライトとライセンスライトのみ点灯します。
[3]ヘッドライト(ロービーム):ヘッドライト(ロービーム)とメーターの(ロービームランプの写真またはイラスト)=四角囲み=ランプが点灯します。
[4]ヘッドライト(ハイビーム):ヘッドライト(ハイビーム)とメーターの(ハイビームランプの写真またはイラスト)=四角囲み=ランプが点灯します。
《フォグランプスイッチ》
雨や霧などで視界が悪い時に使用します。
◇リアフォグライトはヘッドライトが点灯している時に点灯します。
[1]リアフォグライトスイッチを回すと点灯します
[2]OFF
《ドアミラー》
角度の調整は必ず走行前に行って下さい。ドアミラーを倒したまま走行しないで下さい。ドアミラーは車体より張り出していますので、車外の人や物に当てないように気を付けて下さい。
《方向指示器スイッチ
◇方向指示器スイッチはハンドルの左側にあります。
◇イグニッションスイッチがONの時に使用できます。
[1]右折:レバーを1方向に軽く押し上げます
[2]左折:レバーを2方向に軽く押し下げます
◇方向指示器がONの時に、メーターのシグナルランプの点滅とブザー音がします。
◇ハンドルを元に戻すとレバーが自動的に戻り、シグナルランプが消灯します。
《ワイパー/ウォッシャースイッチ》
◇イグニッションスイッチがONの時、ハンドル右側のレバーを回して下さい。
◇ワイパーは2段階の速度で作動します。
[1]OFF:ワイパーとウォッシャーは作動しません
[2]LO:ワイパーは低速で作動します。
[3]HI:ワイパーは高速で作動します。
レバーの先端にあるボタンを押し続けるとウォッシャー液が出ます。
注意=四角囲み=
寒冷時はガラス面に吹きつけたウォッシャー液が凍結して視界が悪くなることがあります。ガラス面をデフロスターで暖めてからウォッシャー液を噴射して下さい。
《ホーンスイッチ》
(ホーンマークの写真またはイラスト)=四角囲み=
ハンドルのホーンマークがついている部分を押すとホーンが鳴ります。
《非常点滅表示灯スイッチ》
非常の時、点滅させることで後続車へ注意を促す機能のスイッチです。方向指示器表示灯もあわせて点滅します。
④運転するときは
《始動・停止》
イグニッションスイッチのはたらき
(イグニッションスイッチの写真またはイラスト)=四角囲み=
[1]LOCK:駐車するときの位置です。
ハンドルがロックされ、イグニッションキーを抜くことができます。
イグニッションキーが動かない時は、ハンドルを少し左右に動かしながらキーを回してみて下さい。
[2]OFF:停止する位置です。
モーター駆動システムは停止していますが、ライトやメーターの電装部品は作動します。
この位置ではキーを抜くことはできません。
[3]ON:通常運転の位置です。
モーターを駆動して車輌を運転することができます。
全ての電装部品が使え、通常運転の状態です。
この位置ではキーを抜くことはできません。
《運転・停止》
(1)イグニッションスイッチをONにする前に、次の手順を確認して下さい。
・パーキングブレーキがしっかりかかっていることを確認します
・フットブレーキペダルを強く踏んだ状態でいて下さい。
・シフトレバーの位置をニュートラルにして下さい。
シフトレバーの位置 D:前進、通常運転 N:ニュートラル R:後進
(2)イグニッションスイッチをONにして下さい。
(3)パーキングブレーキレバーを解除して下さい。
レバーハンドルの上にあるボタンを押し、ハンドルを右に回すと解除できます。完全にパーキングブレーキレバーが戻されたことを確認して下さい。
注意=四角囲み=
パーキングブレーキが完全に解除されていないと走行時ブレーキ装置が過熱し、ブレーキが効かなくなる恐れがあります。
(4)シフトレバーをD位置にセットします。
(5)フットブレーキペダルをゆっくり放し、アクセルペダルをゆっくり踏んで発進します。アクセル操作で通常運転となります。
(6)シフトレバーをR位置にすると後進します。車輌が完全に停止してから、シフトレバーを操作して下さい。
ペダルの踏み間違いに注意
キーを入れる直前にペダルの位置を確認し、実際に足で踏んで確認して下さい。
注意=四角囲み=
ブレーキペダルは右足で踏む習慣をつけて下さい。
《セレクトレバーを操作するときは》
前進と後退を繰り返すときなどは、セレクトレバーをRに入れたことを忘れることがあります。車を後退させたあとはすぐにRからNに入れる習慣をつけて下さい。
注意=四角囲み=
切り返しなど前進と後退を繰り返すときは、完全に停車してからセレクトレバーを操作して下さい。
警告=四角囲み=
アクセルペダルを踏んだままセレクトレバーを操作しないで下さい。急発進して事故を起こすおそれがあります。
《急な上り坂での発進》
(1)と(2)は通常の発進と同じ操作です。(3)ブレーキペダルからゆっくりと右足を離し、アクセルペダルを慎重に踏みます。(4)車が動き出す感触を確認しながらパーキングブレーキレバーを解除して発進します。
《一時停止》
(1)セレクトレバーは走行位置のままで停車し、ブレーキペダルをしっかり踏み込みます。
・急な坂道で一時停止するときは、必要に応じてパーキングブレーキをかけます。
・停車時間が長くなりそうなときは、セレクトレバーをNに入れます。
(2)再発進するときは、セレクトレバーの位置とパーキングレバーの位置が間違いないよう、目で確かめます。
《駐車》
(1)車を完全に止めます。
(2)ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをしっかりとかけます。
(3)シフトレバーをN(ニュートラル)位置にし、イグニッションキーをOFFまたはLOCK位置に戻します。
⑤装備の取り扱い
《エアコン・ヒーター》
送風量の調節:0・1・2・3段階で送風量の調節ができます。0位置は送風はされません。1から段々と風量が強くなります。
冷房:送風量をON(1~3)にして、冷房スイッチ(青色)を押して下さい。冷房スイッチ(青色)をもう一度押すと冷房は停止します。
暖房:送風量をON(1~3)にして、暖房スイッチ(赤色)を押して下さい。暖房スイッチ(赤色)をもう一度押すと暖房は停止します。
注意=四角囲み=
エアコンやヒーターを多用すると消費電力が多くなり、航続走行距離に影響します。
エアコンとヒーターは自動で停車中は停止します。
《オーディオ》
(オーディオの写真1)
[1]パワーON-OFFボタン&時間合わせボタン(CLK)
OFFする時はしばらく押し続けて下さい。
画面が表示されると、もう一度押すと時間が表示されます。
もう一度押すと時間調整が表示されるので、「Volum」ノブを回し調整します。
右に回すと値が小さくなります。更にもう一度押すと分が表示されるので、同じように調整して下さい。設定ができたら5秒間置いておくと、後は自動的に作動します。
[2]モード調整ボタン(MODE)
ボタンを押すと、「Radio」、「AUX」、「USB」、「SD」に変わります。
[3]ディスプレイ
FMラジオ周波数と現在の案内が表示されます。
[4]SD/MCCカード
録音されたSDカードを挿入すると、再生されます。
[5]USB
録音されたUSBを挿入すると、再生されます。
[6]AUX端子
他の音響機器を接続すると、車載スピーカーから再生できます。
[7]リセットボタン
このボタンを押すと、リセットすることができます。
安全運転のさまたげにならない音量でお聞き下さい。
音楽などを聞いているときに、車内または車の近くで携帯電話を使用すると、スピーカーからノイズ(雑音)が聞こえることがあります。これは故障ではありません。
音量調節スイッチ
音量が調節できます。
・大きくするときは+側に動かします
・小さくするときは-側に動かします
・連続調節するときは、+または-側に動かして長押しします。
FMラジオ放送の選局
(オーディオの写真2)
[1]FM放送の選択(BAND/AMS)
ラジオモードで、BAND/AMSボタンを押すと、放送局がFM1-FM2-FM3と自動で選局されていきます。お好みの放送局を1-6局設定できます。
[2]音量調整
右に回すと音量が大きく、左に回すと小さくなります。
⑥お車との上手なつきあいかた
《外装のお手入れ》
日頃の車へのお手入れが大切です。
駐車や車の保管は風通しの良い車庫や屋根のある場所をおすすめします。
次のようなときは、すみやかに洗車して下さい。
・海岸や凍結防止剤を散布した道を走行したとき
・鳥のふん・虫の死がい・樹液等が付着したり、酸性雨に濡れたりしたとき
飛石傷やひっかき傷などはサビの原因となりますので、見つけたら早めに補修して下さい。
注意=四角囲み=
車体の下まわりや足まわりを洗うとき、けがをしないように気をつけて下さい。
洗車後はブレーキの効きが悪くなることがあります。
手洗い洗車・自動洗車機使用・高圧洗浄機使用は問題ありませんが、車に傷を付けないように気を付けて下さい。
《内装のお手入れ》
常に車内にたまった砂・ほこりなどを掃除機などで吸い取るか、水またはぬるま湯を固くしぼったやわらかい布でふき取って下さい。液体芳香剤やジュースなど液体の付着があった場合、布でふき取って下さい。
《タイヤの交換》
必ず指定タイヤサイズと空気圧を確認して、タイヤを交換して下さい。走行中ハンドルや車体に振動が出る場合、タイヤのバランスを点検して下さい。
常にタイヤの摩耗状態を点検し、ウエアインジケータが現れて溝の一部が消えていたら、新しいタイヤと交換して下さい。
冬は冬期用タイヤやタイヤチェーンを用意して下さい。
《アルミホイールの手入れ》
中性の洗剤を使い、やわらかい布でお手入れして下さい。
硬いブラシや砂入れ石けんを使用しないで下さい。
《冬期に入る前の準備》
ウインドーウォッシャー液の準備と使用地域・季節に合う割合で配合して下さい。
ドアやドアミラー、ワイパーが凍結した時はぬるま湯を使用し、無理に力でゴム等をはがしたり破損したりしないようにして下さい。
注意=四角囲み=
この車は後輪駆動のため、タイヤチェーンは後輪に装着して下さい。
⑦故障したときは
故障したときの連絡先を常に把握して、連絡が取れるようにして下さい。
(故障時の連絡先: )
《路上で故障したときは》
全員下車して車を路肩などに止め、非常点滅表示灯を点滅させます。
必要に応じて停止表示板や発煙筒で他車に注意をうながします。
《踏切や交差点などで動けなくなったとき》
付近の人に押してもらい、車を安全な場所まで移動させて下さい。
このときはギヤシフトレバーをN(ニュートラル)に入れます。
踏切内で動けなくなったときは、ただちに踏切の非常ボタンを押して下さい。踏切の非常ボタンがわからないときは、発煙筒で列車に合図して下さい。
《けん引してもらうときは》
別の車輌に運搬してもらうときは、次のようにして下さい。
(1)車輌の4輪を荷台に着けて運ぶ。この時、パーキングブレーキを引いて下さい。
(2)車輌の4輪を地面から浮かせて運ぶ。(図参考)
注意=四角囲み=
車体の前部を釣り上げて運搬すると部品が損傷する危険があり、また後輪や前輪を地面に着けロープで運搬するとモーターやミッションに損傷を与える場合があります。このようなロープけん引はしないで下さい。